2025年9月、上五島へ釣行しました。
日中はルアー、夜はフカセ釣りやぶっこみ釣りをして
様々なターゲットを狙いました。
出船~上礁
今回、利用する渡船屋さんは長崎県平戸市田平にあります「あじか磯釣センター」です。
12時出船とのことで、10時30分くらいには駐車場に到着しました。


受付事務所で乗船名簿に記入して、隣にある神社で祈願したり、
荷物を降ろしたりしながら、出船まで待機します。
11時20分くらいから船への積み込みが始まり、12時前に出船!
上五島エリアを目指しますが、少し時化ているようで
帆揚瀬や美良島などには行けないようです。
安全第一で船長が慎重に磯を選んでくれます。
手前の野崎島や黒瀬灯台などへ数組のお客さんを降ろした後、
平島のママコ瀬周辺へ向かいます。
この日は、南西からの風とウネリがあり、
その後、西~北西~北と風が変わっていくようなので
少しでもそれをブロックしてくれそうな地形の場所になります。


もう一組のお客さんはママコ瀬の東側に上がり、私はママコの地へ上がりました。
船長、同船のお客さんの協力で安全に上礁できました。
ありがとうございます。
実釣開始
まずは荷物を波の来ない場所まで上げて、釣り場を確認します。

釣り場全体が斜めになっていて、正面はママコ瀬との水道になっています。
正面は斜面がそのまま海へ続いている感じで張り出しており浅そうです。
以前、隣にある西の角に上がった時も同じような感じでした。

両端が少し張り出しをかわせそうなので、そこを釣り座にしようと思います。

こちらが東側の端で、釣りやすそうな立ち位置ですが、潮位が上がってくると
波を被ってしまうので、要注意です。

明るいうちは、まずルアーを投げてみます。
タックルデータ.1
ロッド:コルトスナイパーXR S98XH
リール:ツインパワーSW 8000HG
ライン:DUEL Tx8 3号
リーダー:フロロ 66lb
タックルデータ.2
ロッド:ツーリミット105モンスターバトル
リール:ストラディックSW 4000HG
ライン:PE 1.5号
リーダー:フロロ 25lb

まずは、ダイビングペンシルやポッパー、ジグなどを投入してきます。
時々、波が這い上がってくるので注意しながらやっていきます。
しばらく続けて、反応がないのでミノーを投げてみます。
バレットファストを投げて引いてくると…
回収直前の足元で何かがヒット!

小さいカンパチでした。
続けてやっていくと、

今度は、小さいナンヨウカイワリが釣れました!
本命はヒラマサなので引き続き狙っていきますが、
夕方になり段々と暗くなってきたので
夜釣りの準備をします。
夜はフカセ釣りを基本に、潮止まり周辺の時間はぶっこみ釣りをやっていきます。
タックルデータ
ロッド:がま磯 デニオス 1.75号 5.0m
リール:シマノ BB-X デスピナ 2500DHG
道糸:VARIVAS Vermax磯 フロート 3号
ウキ:NF Basic S-B
ハリス:サンライン ブラックストリーム 3号
ハリ:がまかつ セレクトグレ 7号
マキエサ
オキアミ生 3角
グレパワーV9 徳用 1袋
爆寄せグレ 1袋
沖撃ちスペシャル 1袋
夜釣りパワー白 1袋
パン粉 2袋
サシエサ
生イキくんレギュラー L
波が這い上がってくるので、磯際まで出ずに少し下がった立ち位置で、
タナは3ヒロほどから始めてみます。
マキエサを打ちつつ仕掛けを投入し、どう流れるか見てみます。
ママコ瀬との水道の流れに引かれていきますが、
それも思ったほど速くはありません。
数投していきますが、反応はなくサシエサも残ってきます。
しばらく続けていると、恐れていた事態が…

ミナミハタンポが湧き始めました。
五島列島や男女群島での夜釣りで幾度となく悩まされてきたやつです。
辺り一面に湧いて、マキエサを打ち分けたり、仕掛けを早く沈めたり
いろいろ対策をしても、かわすのが難しいです。
そこからは、何をやってもエサを取られるか、掛かってもミナミハタンポ
という時間帯が続きます。

たまたまヨコスジフエダイが釣れたりしますが、
めぼしい魚はヒットしません。
そうこうしていると、潮止まりの時間に近づいてきたので、
ぶっこみ釣りの準備をします。
ぶっこみ釣りで思わぬ獲物が
ショアジギングロッドに、オモリと太めのリーダーと大きいハリをつけて、
アジやサバなどをエサにする、なんちゃってぶっこみ釣りです。
今回はオモリ15号、リーダー(ハリス)150lbにエサはイワシを一匹つけて投入します。
刻んだイワシも用意しているので、撒き餌として投げ込みます。
まずは1投目。
投入直後からコンコンと何かがつついているアタリがあります。
エサ取りでしょうか。
一度上げてみると、エサがほとんどかじられて無くなっていました。
新しいイワシをつけなおして、2投目。
投入して着底すると、
直後に先程とは違うグイッグイッというアタリがあります。
しばらくそのまま食い込むのを待ちます。
するとまたグイッと持っていくので、すかさず合わせます!
乗りました!竿が曲がり、かなりの重量感です!
強烈に根に突っ込もうとしてきます!
何度か突っ込みを耐えて、ようやく上がってきたのは

タマンでした!68cmほどです。
磯際の攻防で、少しボロボロになってしまいましたが、
綺麗な模様をした魚体です。
以前、男女群島でもタマンを釣ったことがありますが、
今回このサイズは初めてです。
その後、もう少しぶっこみ釣りを続けましたが、アタリはなく
エサも少ししか持ってきておらず、無くなったので終了しました。
ようやくフカセ釣りにアタリが
再び、フカセ釣りに戻ります。
潮止まりを過ぎて潮が変わり、ミナミハタンポの猛攻が少し収まっています。
仕掛けのタナを竿一本と少しくらいまで深くして、
じっくりと待っていると・・・
ウキが勢いよく消し込みます!
ヨシ!と合わせると、まあまあの引きです。
しかし、やりとり途中でフッと軽くなり、抜けてしまいました。
その後、2~3回ほど同じようにヒットしますが、また外れてしまいます。
すごい大物という感じでもないですが、正体が見たいです。
今度は飲まれてもいいので、じっくり食い込ませてから合わせる作戦でいきます。
するとまたウキが沈んだので、しばらく待ってから合わせると
今度こそバラさずに上げてこれました。

正体はイサキでした!40cmくらいです。
その後、35~40cmのイサキを数匹追加しました。
朝マズメにトップにヒット
時刻は夜中の3時くらいになりました。
前日の朝から寝ていないため、眠くなってきたので
ここで少し休憩することにします。
食べ物と水分を補給して、少し寝ることにします。
磯全体が斜めなので、リクライニングのようで寝やすいです。
しばしウトウトして、4時30分くらいに起きました。
もう少しで薄明るくなってくるので、
朝マズメのルアーをやりたいと思います。
前日に比べて、ウネリもだいぶ収まってきて釣りやすくなっています。
トップやミノー、ジグなどを投げていきますが、なかなか反応はありません。
だんだんと明るくなってきました。
するとルアーを回収中に、5cm無いような
すごく小さなベイトがルアーに驚いて跳ねました。
そこでマイクロベイト対策として、クリアで小さめのルアーを選択します。

ラピード F160のクリアカラーです。
変えて一投目、
フルキャストしてアクションを開始した瞬間に、
ドンッと掛かりました!
まさか一投目の1アクション目にヒットするとは思わず
ビックリしましたが、しっかりフッキングさせて
ファイト体勢に持ち込みます!
そこまで大きくないですが、油断せず巻き上げていきます。
足元まで寄せてきて、魚が見えてきました。
もう少しで水面まで浮かせて抜き上げれると思った瞬間、
ポロッと外れてしまいました…。
75cmくらいのヒラマサに見えましたが、残念でした…。
次がある!と自分に言い聞かせて再び投げていきます。
同じラピードF160のクリアを投げていくと、反応がいいようで
何度もバコッと水面に出ます!
しかし吸い込みが弱いのか、なかなか掛かりません。
アクションの距離を短くしたり、アクション後にステイを入れてみたり
いろいろ試しましたが、合計で10回くらい出て、ヒットには至りませんでした。
そのうち、トップへの反応も無くなっていき、
フカセのマキエサが残っているので、少しだけフカセ釣りを再開しました。
30cmくらいの口太グレが単発で釣れてくれました。
その後、午前9時くらいには片付けを始めて、
午前10時に回収となりました。
まとめ

今回の釣果は、68cmのタマン、35~40cmのイサキ、ネリゴ、ナンヨウカイワリ、
ヨコスジフエダイ、口太グレなどでした。
釣果的には少し寂しいですが、自己記録のタマンが釣れたり、ヒラマサのコンタクト
があったりと、今後の可能性を感じる釣行となりました。
まだ高水温で釣れにくい時期ですが、これから秋になってくれば
青物を始めいろいろな魚が釣れるハイシーズンになってくるので
みなさんも安全第一で釣りを楽しんでください!
ご覧いただきありがとうございました。
それではまた。


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