2025年11月、長崎県の男女群島へ釣行しました。
ルアーとエサ釣りの二刀流で、様々なターゲットを狙いました!
前編になります。
出船~上礁

今回、利用する渡船屋さんは「あじか磯釣センター」です。
いつも昼の12時頃に出船なので、今回も10時頃に駐車場へ到着しましたが、意外とギリギリで、
10時40分には積み込みが始まり、11時30分には出船しました!
今回は山見船長のカイザーで、一路男女群島へ向かいます!

船で走ること約4時間、男女群島へ到着しました。


今回は、北西~北の風があるので、風裏になる男島の真浦立神からお客さんを降ろしていきます。
私も早い段階で呼ばれて、八女のタンポに上がることになりました。
船長、ポーターさん、同船のお客さんのおかげで安全に上がれました。
ありがとうございます。
実釣開始
まずは、荷物を安全な場所に運んで、周囲の確認、釣り座の選定を行います。
船着き場所が西側で、他にも沖に向いた正面側(南側)や、東側にも釣り場があり、収容力がある広そうな磯です。

船着きから西側を向いて。夕日が差し込んでいます。

船着きから南側(沖側)を向いて。

南側

南側で、潮位が低い時は、一段下に降りて釣り出来そうです。


東側は足場が高いですが、平らで広いです。
写真には撮ってないですが、こちらも一段降りた場所に釣りが出来そうな場所がありました。
今回は荷物も多く、運ぶのが大変なので、船着きをメインに釣りをして、ルアーの時は南側の一段下に降りて釣りをしようと思います。
まずは、日が暮れる前に夕マズメのルアー釣りをします。
タックルデータ
ロッド:コルトスナイパーXR S98XH
リール:ツインパワーSW 8000HG
ライン:DUEL Tx8 4号
リーダー:フロロ 66lb
南側の一段下に降りて、まずはトップを投げていきます。
風が若干、強いですが背後から吹いてくるので、そこまで気になりません。
いつものラピードF190やレガートF190などから投げていきます。
30分ほど投げたところで、水深や潮を確認するためにジグを投入します。
まずは撃投ジグストライクの105gを投げてみます。
フルキャストして、糸フケを取りフォールさせていきますが、なかなか着底しません。
25~30秒で着底したので、水深はまあまあ深そうです。
シャクっていくと潮の圧や流れもなかなかあるように感じます!
最初、到着時にはあまり潮通しはよくない場所かなと思っていましたが、潮の流れも水深もかなりある場所だと分かりました。
再びトップに戻って続けていきます。

今度は、カドラー185Fを投げてみます。
最近、お気に入りのグローキラです。
飛距離が出て投げやすいです。アクションのさせ方はラピードとは少し違うので、意識しながら上手くアクションさせていきます。
何投かして、ルアーを回収するため巻いていると、
足元の波打ち際で、ガボッ!と何かがバイト!
おおっ!とビックリすると同時に即抜き上げたのは、

ヒラマサです!70cm弱の少し痩せているヒラゴでした。
小さいですが、ひとまず魚が釣れてくれて安心しました。
引き続き狙っていきますが、段々と暗くなってきたので夜釣りの準備をします。
夜釣り開始
今日の潮は、暗くなってすぐの時間帯に潮止まりを迎えるので、まずはクエ狙いから始めます。
タックルデータ
ロッド:コルトスナイパーXR S100H
リール:ツインパワーSW 6000XG
オモリ:15号
リーダー:ナイロン 150lb
ハリ:サザンバトル 26号
釣り座は、船着き(西側)でやってみようと思います。
エサはあじかで頼んでいたサバ10kgを使います。
まず、サバをハサミで刻んで撒き餌として投入します。
ハリにはサバを一匹掛けて、仕掛けを投入していきます。
すると一投目からコンコンッとアタリが…!
しかし、コンコンッ!からグーッ!と持っていったらクエの可能性が高いですが、
これは、コンコンッが延々と続きます。
しばらく待って、仕掛けを上げてみると、サバが頭と骨だけ残してきれいに喰われていました。
これはエサ取りですね。イスズミか何かでしょうか。
それから投入を繰り返していきますが、毎投同じようにサバが頭と骨だけ残して喰われていきます。
1時間半ほどやりましたが、これ以上続けても埒が明かないので、一旦中断してフカセ釣りをすることにします。
タックルデータ
ロッド:がま磯 デニオス 1.75号 5.0m
リール:シマノ BB-X デスピナ 2500DHG
道糸:VARIVAS Vermax磯 フロート 3号
ウキ:NF Basic S-B
ハリス:サンライン ブラックストリーム 3号
ハリ:がまかつ 口元尾長 6号
マキエサ
オキアミ生 2角
グレパワーV9 徳用 1袋
沖撃ちスペシャル 1袋
夜釣りパワー白 1袋
パン粉 2袋
サシエサ
生イキくんレギュラー L
フカセも船着き(西側)でやってみます。
とりあえず、撒き餌を撒いてみます。
最近は夜釣りも慣れてきて、暗い中でも撒き餌のコントロール精度が上がってきました。
まずは手前から仕掛けを投入してみます。
すると、一投目から仕掛けが馴染む前にウキが消し込みます!

イスズミでした。40cm前後です。
クエのエサ取りもイスズミっぽかったし、これはフカセでもイスズミが多そうだなと思いつつ続けます。
遠投や瀬際、浅ダナや深ダナなど、あれこれ試していきます。
しかし掛かるのは、

イスズミばかりです。
10投して6~7回くらいの確率でイスズミがヒットします。
海の中はイスズミだらけなのでしょうか。。。
結局、今回の釣行で、40cm前後のイスズミを合計して20~30匹くらい釣りました。。。
全てリリースしました。
そんな中でも、諦めず試行錯誤しながら続けていると、
イスズミとは違う、ウキがスーッとゆっくり入っていくアタリが…!
何だろう?と思いつつアワセると、ギュイーン!と竿がしなります!
なかなかのパワーとスピードのある引きです!
イスズミではないかも!?と期待しつつ上がってきたのは、

シマアジでした!45cmくらいです。
どうにかイスズミの中から、キープできる魚を釣り上げることができました!
その後、もう一匹シマアジを追加しました。
時刻は0時を過ぎて、少し眠くなってきました。
ここで、少し寝ることにします。
平らな所で寝袋にくるまって寝ます…zzz
2日目、朝マズメ~日中
ハッ!と目が覚めると時刻は3時前くらいです。
結構ガッツリ寝てしまいました…!
そこからは、少しフカセを再開しましたが、イスズミまみれなので止めて、
朝マズメのルアーに懸けて、準備して待ちます。
朝6時前、薄明るくなってきたのでルアー釣りを開始します!
南側の一段下に降りて、ルアーを投げていきます。
ダイビングペンシル、ポッパー、ミノー、シンキングペンシル、ジグ等々、持っているルアーをあれこれ使いながら投げ倒しましたが、無反応なまま朝が過ぎていきます。
一度だけ、ダイペンの後ろにボワッと出ましたが、それだけでした。
男女の朝マズメにこれだけ集中して投げて反応が無いとは、やはりそう甘くはないなと痛感していると、
カイザーが見回りに来たので、シマアジを船に置いているクーラーへ収めます。
そして次は、虫ヘッド石鯛をしようかなと思いましたが、エサのジンガサを探してもあまり居ません。
手の届かないような場所にはいくつか居たので、おそらくこの磯はいろんな人がジンガサを取って、手の届く範囲のジンガサは獲り尽くされているのかなと感じました。
そこで、仕方がないのでフカセ釣りをすることにします。
またイスズミまみれかなぁ、と思いつつ撒き餌を撒いて仕掛けを投入すると、
意外にも、日が昇ってからはイスズミの猛攻が少なくなっています。


オジサンやイラなどの珍客も釣れつつ、そこそこ楽しみながらフカセ釣りをしていると、
またウキが沈んだので、今度は何かな~とアワセると、
突然、ギュイィーーン!と強烈な引き!
ヤバイ!何だ!?と思いつつ必死に対応します!
しかし、かなりの引きでガンガン突っ込んでいきます!
どんどん右側の瀬際の方へ向かって行きます。
このままでは根に擦られるので、竿を持ったまま磯をよじ登りながら右へ移動します。
糸を緩ませないようにしつつ、魚が走ったらレバーブレーキで出しつつ、
どうにか岩を登って右側に来ましたが、何度かの突っ込みを耐えている最中にハリスが切れてしまいました。。。
突然ヤバいのが来て準備していませんでした。。。
そこで、ハリスを3号から4号へ変更して、今度掛かったら強引にいこう!と決意して再開します。
再び、掛かった時と同じように仕掛けと撒き餌を投入していきます。
が、そう簡単に同じように再現できるとは限りません。
しかし辛抱強く、繰り返していると、
また怪しいアタリが…!
緊張しながらアワセると、
ギュイィーン!とまた強烈な引き!
また来ました!今度こそ獲りたい!
竿を曲げ込んで魚にプレッシャーをかけていきます!
しかし魚も力強いトルクで突っ込んでいきます!
するとまた魚が右側の瀬際に行こうとします。
私も同じように、竿を片手に磯をよじ登って、右側に移動します。
今度は擦らせない!と必死に突っ込みを耐えて、浮かせていきます。
5分ほどの格闘の末、ようやく浮いてきて取り込んだのは、

カンパチでした!60cm弱くらいです。
フカセで相手するには、なかなかの強敵で楽しめました!
ルアーには反応が薄いのに、エサ釣りにはカンパチが喰ってくるんだなぁ、と思いましたが、引き続きやっていきます。
しばらく続けていると、
今度はウキが水平方向にスパーーン!と走るアタリが!
今度は何だ!?とファイトしていきます!
先程のカンパチに負けず劣らず強い引きです!
ファイトのパターンも同じで、また右側の瀬際に行くので、私も磯をよじ登って移動して、必死にファイトしていきます!
立て続けに強い引きで、疲れましたが、力を振り絞って何とか浮かせてきたのは、

ヒラマサでした!60cmほどのヒラゴです。
結局、このパターンで2匹のヒラゴを釣りました。
ルアーでヒラゴ1匹に対して、フカセでカンパチ1匹、ヒラゴ2匹という何とも奇妙な釣果に首をかしげながらも、楽しめた2日目の午前となりました。
瀬替えへ
その後は、パンを食べたり水分補給などをしつつ、ぼちぼち釣りをして、午後の見回りで瀬替えすることにしました。
荷物をまとめて、釣り場を掃除したりして待ちます。
そして午後3時頃、カイザーが見回りに来たので、瀬替えをするために乗り込みました。
後編へつづく。


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